2010年1月19日火曜日

新たな時代、波動の時代

 脳波の信号をエネルギーに変え、物や道具を動かす、という時代が始まった。一寸、SFもどきだが、現実の話。理屈の上では、波動原理、サウンデリアの応用である。脳と機械、或いは、手足の不自由な人にとっても、可能性が増えたということだ。
 脳波センサーを開発する会社は、今では沢山あるそうだが、最近、アメリカで、脳波の力だけで、ボールを浮かせたり、沈めたりする、子供向けの玩具が発売され、話題になっている。一寸昔なら、超能力と言われた部分である。当然、コンピュータ機器、電気、映像の分野にも刺激になっていくだろう。無論、マインド・リーディングも可能となり、悪用すれば、それもきりがない。良い事ばかりがある訳ではない。表があれば、裏もある。

 一人前の瞑想者ならずとも、身体の持つ機能を十全に開発できれば、その事だけでも、意識は目覚めてくる。いずれ、誰しもが、難行苦行をせずとも、割と近づくことも不可能ではなくなってくる。洞察力、知恵の力も多少ついてくるということだ。無論、瞑想の楽しみが減るというようなことはない。

 ”ブレイン・マシーン・インターフェイス”という代物は、インドは無論のことだろうが、アメリカ、ドイツ、日本でも開発段階にあることは、周知の事実。それは1970年代に、世界中の知的探求者が、インド、ヒマラヤに集結して瞑想の勉強を始めた頃に遡る。当面は、旧社会の延長線上を続ける一方で、開発は進んでいた。それは、未来への可能性を見据えていたのだった。

 これらの国が、これからの文明のリーダーシップにかかわっていくのであろう。医療面でも役立つことは無限に現れてきそうだ。手足やそのほかの身体に不自由な人にとっても、朗報であろう。

 瞑想者ならずとも、スポーツ選手にとっても、ストーン、つまり、本番にリラックス、そして集中すると言う、相反する要素を、美味く統合する事も、より容易になってくるだろう。瞑想の場合は、意識、潜在意識にも、直に、飛び込む技法なのであるが、詰まり、根からスタートするのであるが、機械では、枝葉からのスタートになる。脳波の状況をコンピューターで測定しながら、その状況を目安にする事ができる。コツが掴みやすくなるのだ。面白いねー。生きていて良かったのかな?

一寸、一服しようか。