2006年12月2日土曜日

二つの太陽

 夜明けは常に新しい。いつ見ても新鮮な気持ちになる。太陽の形が丸く輝く発光体だからかもしれない。そして、この世の力は常に丸く働く。最近,夜明けを見ている?


 この大地も丸い惑星。月も星も丸い。太陽も丸い。あらゆる物事は丸く形を作ろうとする。四季の移り変わり、またもとの所に丸く戻って来る。星や月や太陽も、空を丸く動いて行く。始まりもなく,終わりもない。この世がなす力は、何でも丸く形を作る。そこから,螺旋が生じ,生が生じて来る。
 丸い形は、「零にしてしかも全体」、『真如』(シュンナータ)の形。「真如の直感」は,単に感覚的な直感とは違う。それは、丸ごと全ての直感。全身全霊で感じる事。無心である事。

 もし、朝、太陽が二つあったら、吃驚するし、気持ちは否応無しに新たになって来る。生まれ変わった気になって来る。所が、時として太陽が二つ見える事もあるのだ。

 実際には、太陽系第三惑星、地球に於いては、太陽は一つしか見えない事になっている。だが、気温、湿度、風、水面の状況、磁気、波動、様々な要因が重なって、上手くすると「二つの太陽」を見る事が出来る。ただ、状況が,完璧に整わないと上手くいかない。ただ水面が帯状に煌めくだけになってしまう。蜃気楼とは違うけれど,蜃気楼にも、発生する為の条件があるという事に於いては共通する。

 海では難しい。どうしてもうねりやさざ波や波が何時も動いているから,太陽を映し出しても形は奇麗な○にはならないからだ。静かな湖がいい。海が仕切られて湖になっている所、背景に山がなく地平線か水平線があるといい。たまたま,出会えればラッキーだ。ほんの一瞬の出来事だ。「早起きは三文の徳」どころではない。これは、天然自然の魔法。神のいたずら。

 上手くすると、今夜はトウー・ムーン(二つの月)になるかも知れない。

Good lucks (複数)!