中国の桂林(グイリン)から、タイのクラビにかけて、奇岩が脈々とつながっている。
恐らくは、インド亜大陸が、アジア大陸にぶつかった時、ヒマラヤができたと言われているが、ヒマラヤほどではないものの、リマーカブルな、山脈というか、岩脈が出来上がっている。
まるで、大地の経絡(ナディ)だ。
どうやって出来たのかと、勝手に想像するのは楽しい。
恰も、一匹の巨大な龍のようにも見えてくる。
桂林とクラビの中間地点、ラオスのヴァン・ヴィエン近くで、奇岩群が目に飛び込んできた。
丁度、龍の背中の真ん中辺りにあたる。
後先を省みず、バスを下ろしてもらった。
まだ朝の6時頃だ。
古都、ルアン・プラバンから、ヴァン・ヴィエンに行く少し手前にある。
岩山は、天に届くかのように、雲をつきぬけ、いやが上にも、存在感を示そうとする。
石の声を聴くには、いい場所だ。
具体的に、何かを言うわけでもないが、意識や身体は何かの反応をする。
それは、恰も、無音の音楽を聴くかのごとく、意識を目覚めさせ、とてもミラクルな刺激となる。
龍の背に乗って、一服するのは、悪くない。
超感覚的な知覚が目を覚ます。
ツボが見つかった!
アイ ラヴ イット!
2006年8月19日土曜日
朝食前の奇跡(ミラクル)
時刻: 15:24