光源なき光。
それは、光源に由来するものではなく、リラックスして、目を閉じた時、心が何の不安も無く静まりかっている時、見えることがある。
ウパニシャッド(奥義書)に由れば、「神は、太陽のようでも、炎のようでもない。」と言う。
それは、光源なき光。
それは、ただそこにある。
例えば、夜明け前、まだ太陽は昇っていない。
しかし明るい。すでに夜は朝になっている。
そして、夕暮れ、太陽はすでに沈み、しかし光はまだ、世界を覆っている。
丁度、呼吸と呼吸の間の間合いのような、絶妙な時間。
その時間を「サンディア」と言う。
もっとも、瞑想にふさわしい時間とされている。
中間的な時間。
光はあっても、光源は無い。
真珠のようなやわらかい光。
そこに賜物がある。
創造性は、ハートから生じてくる。
そして、何かが溢れ出す。
2006年8月1日火曜日
サンディア(光源なき光)
時刻: 20:47