かつては、東京と並んで、最悪とまで言われた、バンコックの交通事情。
この数年、落ちついてきた。
と、言うのは、スカイ・トレインや地下鉄が、動き始め、バスや船といった、今までの交通機関に
、プラス・アルファが増えたこと。
その上、割合、広い道路でも、一方通行化して、渋滞を緩和している。
又、排気公害、ガソリンの値上げといった問題もあり、車からバイクへ、或いは徒歩へと、変える人も少なくない。これも、一つの進化なのだ。
市外に出てしまえば、マレーシアと並んで、渋滞が嘘のように、そして、完備された道路で、気持ちよくドライヴできるのだが、一歩、市内に、車が入ってくると、うんざりが延々と続いたものだ。
屎尿ビンを持って運転する人もいた。
数年前に、実験的に取り付けられた、デジタルの信号機。
赤信号でも、緑でも、「あと、何秒で信号が、変わりますよ。」と言うサインだ。
今や、それは、バンコック市内の要所要所に取り付けられている。
これは、心理的に、カウントダウンが入ってくることで、いらいらは、少なからず、緩和されるようだ。
最近は、地方の、小さな町でも、デジタル・シグナルが導入され、運転する人のストレスを減らしている。
費用は、少々掛かるかもしれないが、都市部の信号機には、不可欠となっていくだろう。
ストレス要因の要は、なんと言っても、人の心理だ。
2006年8月23日水曜日
デジタル・シグナル
時刻: 19:39